となりのトトロは昭和に起きた狭山事件のオマージュなのか?

「となりのトトロ」に関する都市伝説はたくさんあります。
・メイが行方不明になった後から、メイの影がなくなっている。
・最後のシーンでは全員が若返っており、実はあれは後の話ではなく、生前の昔のシーンをくっつけハッピーエンド風に仕立てただけ。
・サツキとメイは本当は途中で死んでしまい、 それを父親が想像で生きていたらこうなっていて欲しかった、と書いたのが「となりのトトロ」であり、 作中でずっと書いていたのはその原稿だという説。
などなどです。
なかでも興味深い都市伝説が、60年代に埼玉県狭山市で起きた狭山事件との関連性です。
「となりのトトロ」の舞台は埼玉県の所沢。この所沢で1963年5月1日、高校1年生の少女を被害者とする、いたたまれない誘拐殺人事件が起こりました。それが「狭山事件」です。
少女が誘拐後、レイプされ遺体で見つかった事件で、姉妹が犯人との交渉に参加していること、狭山事件発生日が5月1日で、サツキ(=皐月)、メイ(=May=五月)ともに5月にちなんだ名前がつけられているなどです。
なかには狭山事件を追悼する意味で創られた寓話が「となりのトトロ」であるという人もいるほどです。
また、「サツキとメイに影がない」ことや「トトロは死神でサツキとメイは死んでいる」という噂について、スタジオジブリが公式ブログで
「サツキとメイの影は省略しただけなので、トトロは死神でもないしサツキとメイは死んでいない」
と公言しています。
こうした都市伝説や噂話は「となりのトトロ」という、あまりに有名な作品から生まれたパロディであり、全くの事実無根とのこと…。これらの話については、スタジオジブリ広報部は公式のブログでこれらを否定しているのです。
しかし、偶然なのでしょうか?このブログが公開されたのも何故か2007年の5月1日なんです。
▼
・狭山事件=埼玉県狭山市
・トトロの舞台=埼玉県所沢市(のあたり)
▼
・狭山事件=5月1日に起きた
・トトロ=姉妹の名「サツキ」と「メイ」ともに5月を表す
▼
・狭山事件=被害者は16歳
・トトロ=サツキ12歳とメイ4歳の年齢を足すと16歳
▼
・狭山事件=母親は病死で不在
・トトロ=母親は遠隔地に長期入院で不在
▼
・狭山事件=狭山丘陵には末期や精神病の病棟がある「八国山病院」が
・トトロ=母親の入院先は「七国山病院」
▼
・狭山事件=失踪後、姉は必死に妹を探しまわった
・トトロ=姉サツキは行方が分からなくなった妹メイを探しまわった
▼
・狭山事件=死体発見後、姉が「猫のお化けを見た。でかい狸に会った」と錯乱
・トトロ=姉妹はネコバスとトトロに出会う