男性はいずれ滅亡する?

男性と女性の性染色体を、男性は「XY」女性は「XX」として表します。
子供がこの性染色体を受け継ぐ場合、4通りの組み合わせがあり、その時点で男性か女性が決まるそうです。
しかし、この染色体はXもYも欠損した状態で受け継がれていくことになるのだそうです。
この場合「X」と「X」は同じ染色体なので欠損(傷)を補い合うことができます。
ところが「X」と「Y」は別々の染色体なので欠損(傷)を補い合うことができません。
つまり「Y」染色体だけがどんどん欠損(傷)していって、「X」染色体とはくらべものにならないところまで弱くなってしまうのです。
この結果、このままいくと近い将来、男性はいずれ滅亡すると言われているのです。
最近、男性の精子の劣化が問題視されていますが、これは「Y」染色体が欠損し続けた結果と考えられているそうです。
このままでは人類の滅亡になりかねません。そこで女性の遺伝子から人工精子を作り子孫を残す研究がおこなわれているというのです。この人工精子を作りだす研究は実際に成功し、ニュースでも大きく報道されていますね。
そうなると女性は男性を必要としなくなってしまいます。では、男性はどうやって子孫を残すのか?
・・・子供を産むことのできない男性は、人間と最も遺伝子の近いチンパンジーと結合して子孫を残すしかないのです。