ラッシュガードの選び方!プールや海での紫外線対策に最適

ラッシュガードは海やプールでの紫外線対策、日焼け防止の必須アイテム!
ラッシュガードは水着と同じ素材でできた、身体にフィットした濡れても大丈夫なアウターです。
もともとマリンスポーツ用で使われることが多かったのですが、
紫外線からの日焼け防止アイテムとして利用されることが多くなりました。
デザインも豊富で、メンズもちろんレディース、キッズ、ベビー用、
そして半袖、長袖など様々なラッシュガードが発売されています。
さらに、フードのついたラッシュパーカーやTシャツ感覚で着れるルーズラッシュガードも人気。
夏の定番アイテム”ラッシュガード”の特徴や選び方を紹介します。
Contents
ラッシュガードとは?
ラッシュガードは、もともとはサーフィンなどのマリンスポーツをする時に、
身体の保護を目的に着用するものでした。
また、ラッシュガードをウエットスーツのインナーに着用することで”ウエットずれ”を予防するなどの効果もあり、
多くのマリンスポーツ愛好者から定番アイテムとして愛用されてきました。
今では海やプールでの紫外線、日焼け予防としてラッシュガードを着用するのが定着しています。
日焼けを気にする人や、肌の弱い人、ベビーや子供にとって、
有効な紫外線をカットするラッシュガードは欠かせないアイテム!
そのため、UVカット素材(UPF50+)を使用したものや、
ルーズフィットのラッシュガードが人気を集めています。
紫外線対策にラッシュガード
ラッシュガードを着ていれば完璧な紫外線対策になると思っている人が多いと思います。
しかし、ラッシュガードのなかには「UVカット」や「UPF50+」といった表示がないものがあります。
これは紫外線を通過率が高い素材なので、
もちろん着ていないよりは紫外線をカットすることは可能ですが、
それでも日焼けしてしまうということです。
実は、UVカット(紫外線遮断率○○%)のラッシュガードが発売されるようになったのは比較的最近のことなのです。
以前はラッシュガードを紫外線対策のために着用することはポピュラーではなく、
ラッシュガードを着ていても日焼けしてしまうことがありました。
とくに白っぽいカラーは紫外線を通過しやすいので、
胴体と腕の部分でカラーが違うラッシュガードなどは、
胴体と腕の部分の日焼け色が変わってしまうなんてこともありました。
これは水着でも同じことです。
UVカットされていない水着を着ていても紫外線は通過してしまいます。
そのため、水着のプリント柄が、そのまま日焼け跡になってしまう場合もあります。
つまり、ラッシュガードを選ぶ際に注意すべきポイントは、
UPF50+(紫外線遮断率99%以上)の表記があるかないか!
紫外線は波長の長短により、長いものからA波(UVA)→B波(UVB)→C波(UVC)に分けられます。
短いほど人体に悪影響を及ぼすと言われていますが、
逆に短いほどオゾン層で吸収されてしまい地上には届きにくくなります。
地上に降り注いでいる紫外線の約9割がA波で残りがB波。
しかし、B波はA波の1000倍も有害と言われています。
また、C波はオゾン層で吸収されて地上には届きませんが、
C波が降り注いだら地球上の生態系に多大な影響が出ると言われています。
ところが、オゾン層の破壊によって大気中に有害な紫外線が増えていることはご存知の通りです。
この有害な紫外線から身体を守るラッシュガードは、
UVカット素材を使用したUPF50+の表記のあるものに限ります。
UPF50+とは肌に有害な紫外線を50分の1以下にカットするという衣類の紫外線防御指数です。
この表記のないラッシュガードは日焼け対策になっても、紫外線対策には最適と言えません。
とくにレディースやベビー、子供用のラッシュガードはUPF50+の審査に合格したものを選ぶようにしましょう。
女性用のラッシュガード
レディースのラッシュガードを選ぶ際は、
長袖でUVカット素材のラッシュガードであることがポイントです。
フレンチスリーブやキャミソールタイプのラッシュガードなど、
見た目的には可愛いのですが、紫外線対策として使用するのであれば、
やはり”長袖”と”UVカット素材”は絶対条件です!
首まわりもスタンド襟のあるものを選びましょう。
また、一般的なラッシュガードは身体にフィットするように、
素材は伸縮性のあるナイロン製を使用しています。
そのため一般的な洋服を選ぶ際の着丈や身幅は参考程度に考えていた方が良いでしょう。
サイズも身長を基準とした3サイズ程度です。
レディースのラッシュガードは、メンズと比べてウエストラインが絞ってあったり、
サイドラインのマチを変えて立体裁断にしてあるので、
身体にほどよくフィットし、バストラインを崩さないものがオススメです。
また、着丈を短くして、おヘソを見せるように可愛くデザインされたラッシュガードもあります。
子供用のラッシュガード
小さな子供の肌は少しの日差しでもすぐに赤くなってしまいます。
プールや海での紫外線対策は欠かせません。
キッズやベビーのラッシュガードを選ぶ際は、
長袖でUVカット素材のラッシュガードを選ぶようにしましょう。
また、ラッシュガードと同じ素材を使用したパンツもあるので、上下で使用すればより安心です。
一般的な子供用ラッシュガードのサイズは90cm~140cmになりますが、
子供用は若干ルーズにフィットするように作られています。
素材は伸縮性のあるナイロン製ですが、
子供は身体に比べて頭が大きいので、脱着し易いように前ファスナー付のラッシュガードもあります。
また、キッズ、ベビー用のラッシュガードに限ったことではありませんが、
ラッシュガード自体にあまり保温性はありません。
濡れたままのラッシュガードを着ていると、
身体の熱を奪い、かえって寒くなってしまうかもしれません。
撥水加工をしてあるラッシュガードであれば速乾性に優れていますので、
小さな子供にはとくにオススメです。
男性用のラッシュガード
メンズのラッシュガードも紫外線対策で使用するのであれば、
レディースやキッズ同様に、長袖でUVカット素材のラッシュガードがオススメ!
男性の方のなかには「長袖じゃ暑そうだから半袖がいいな!」と考えている人がいるかもしれません。
確かに、それは一理あるかもしれませんが、
半袖のラッシュガードはウエットスーツのインナーにも使い易いように用意されているものだと思った方が良いでしょう。
紫外線対策のためにラッシュガードのみを使用するのであれば、
やはり長袖のものを選んだ方が良いと思います。
また、一般的なラッシュガードには、さほど保温効果はありません。
なかには冬場の保温対策としてウエットスーツのインナーに使用することを前提とした、
特殊な起毛素材等を使ったラッシュガードもありますが、
一般的なラッシュガードはライクラやポリエステルといったナイロン生地なので、
もし、保温対策のためにラッシュガードを使用しようと考えているのであれば期待はできません。
保温対策にはウエットスーツと同じ生地であるネオプレーンを使ったウエットタッパー等をオススメします。
ルーズフィットのラッシュガード
一般的なラッシュガードは水の中でも動き易く、
ウエットスーツのインナーに着用したりすることから、
身体にフィットしているものが最もポピュラーです。
しかし、数年前からルーズフィットタイプのラッシュガードが人気になっています。
ルーズフィットのラッシュガードのブームはハワイから始まったと言われています。
現地の人たちはサーフィンが生活の一部になっているせいか、
ウエットスーツに着替えずにTシャツのままの海に入っている人を見かけます。
しかし、さすがにTシャツだと乾きずらいし、いつまでも濡れたままですね。
そこで速乾性に優れたルーズフィットのラッシュガードをTシャツ感覚で着る人が増えてきたのです。
ルーズフィットのラッシュガードを一番最初にリリースしたのはオニールだったと思います。
紫外線防止のためにプールや海でラッシュガードを利用したいという人のなかには、
ラッシュガードのあのピッタリした感覚が嫌という人がいるかもしれません。
そんな時はワンサイズ上のものを選んだり、
Tシャツ感覚で着れるルーズフィットタイプのラッシュガードを選んでみるものいいかもしれませんね!。
ラッシュパーカーって?
ラッシュガードは身体にピッタリとフィットしているので、
女性の中には身体のラインがハッキリ出てしまうのでチョット苦手という方も多いのではないでしょうか?
そんな方にはラッシュガードと同じナイロンのUVカット素材を使用した”ラッシュパーカー”をオススメします。
ラッシュパーカーはその名が示す通り、フロントファスナーが付いた長袖パーカーです。
メンズ用、レディース用、子供用とさまざまなサイズとタイプがあります。
ラッシュガードは水中の入ることを前提にしているため身体にフィットしたデザインですが、
水中に入らないのであれば水辺ではラッシュパーカーの方が使い勝手が良いかもしれません。
濡れても大丈夫ですし、フードが付いているので頭や首まで覆うことができ、紫外線を防止できます。
天気の悪い時や風の強い時などは、水着(素肌)の上から羽織れるので防寒にも最適です。
まとめ
ラッシュガードは様々なブランドから発売されています。
最もポピュラーなのはクイックシルバー、ロキシー、オニールなどのウエットスーツのサーフブランドですが、
最近ではアディタスやナイキといった一般のスポーツブランドからも発売されています。
目的や用途に合わせて、最適なラッシュガードを選ぶようにしましょう。