トヨタ・プリウスにはプロ用隠しモードがあった!

ハイブリッド車として絶大が人気を誇る、トヨタ・プリウスですが、実はこのプリウスにはトヨタディーラーや整備工場などでのみ利用されている特殊モードがあるのです。
このモードを使えばエンジンの強制的な制御や電圧測定が可能になります。
プリウスのプロ用隠しモード
ご存知の通り、プリウスはモーターで稼働します。エアコンをかけたり急加速していない平常時は、エンジンが停止した状態になっています。
そのため、エンジンの調子をチェックするには、裏コマンドで整備モードシステムに切り替える必要があるのです。また、その他にもTRC解除モード、電圧測定モードに入る方法もあります。
MEINTENANCE MODE
このモードでは強制的にエンジン補修をさせることができます。アクセルオフで約1,000rpm、シフトPの状態でアクセル開閉すると約1,500rpmから約2,500rpmとなります。
また、運転席右下にある診断コネクターを併用して回転数の調節も可能。ただし、あくまでも整備・車検用なので回転数をいじりすぎて壊れても保証はできません。
- ブレーキペダルを踏まず、POWERボタンを2回押ししてACC状態にする
- シフトポジションがPの状態でアクセルを2回踏み込む
- シフトポジションをNにしてブレーキを左足で踏み、アクセルを2回踏み込む
- 最後にPボタンを押してアクセルを2回踏み込む
- 1から4の動作を60秒秒以内に終わらせると、メインディスプレイに「MEINTENANCE MODE」と表示されます。
CERTIFICATION MODE
エンジンの出力を制御して車輪の横滑りを軽減するTRCを、強制的に解除するいる裏コマンドです。
雪道や脱輪などでスタックした場合、TRCがオンになっているとホイルスピンが誘発できないため、脱出不可能。しかし、このモードで強制的にTRCをオフにすれば代筆が可能になります。
「MEINTENANCE MODE」と同じ動作で、アクセルの踏み込み回数を全て3回にします。
電圧測定モード
プリウスにはメインバッテリーのほかに、サブバッテリーが積んであります。
このバッテリーは社内の機器やライトなどに使用されるのですが、もちろん、使い続けると劣化します。そこで純正カーナビと併用したサービスモードを利用し、特殊な機器を使用せずに電圧測定を行います。
なお、この方法はプリウスだけでなく、トヨタ車であれば実行可能です。もし異常な数値が出たら整備に出しましょう。
- ブレーキを踏まずPOWERボタンを押しACCモードにする
- ナビをEMV表示にし情報スイッチを押しながらスモールランプのオン/オフを3回行う
- 検査メニューが表示されるのでディスプレイ検査メニューから車両信号検査を選択
- ここにバッテリー電圧が表示されます。
「ディスプレイ検査メニュー」から「車両信号検査」をすると、バッテリー電圧が表示されます。このとき、エンジン始動状態(REDY)状態にするとメイン電力を測定してしまうので、サブバッテリーの電圧を測るには、必ずACCモードにしましょう。バッテリー電圧は10か~14Vであれば異常ありません。
まとめ
いかがでしょうか?プリウスオーナーの方は、知っておいて損はありませんね!
ぜひ、覚えておきましょう!