かつて日本全土を恐怖のどん底に叩き込んだ「口裂け女」とは?

最も有名な都市伝説のひとつが1970年代後半から1980年代にかけて日本全土を恐怖のどん底に叩き込んだ「口裂け女」です。
これまでも何度か「口裂け女」をテーマにしたホラー映画も製作されており、最近ではアメリカでも「口裂け女」が映画化されて話題になりました。
口裂け女はマスクをした若い女性の姿で現れ、学校帰りの子供などに「わたし、きれい?」と訊ねてきます。「きれい」と答えると「…これでも?」と言いながらマスクを外す。すると、その口は耳元まで大きく裂けているというもの。
この時「きれいじゃない」と答えるとその場で鎌(または大きなハサミ)で斬り殺され、「きれい」と答えると家までついてきて玄関口で斬り殺される。殺されない為には「ふつう」と答えるしかないというもの。
口裂け女の正体は美容整形に失敗した女性で、100mを3秒で走り、何故か「ポマード」と言うと逃げ出す。しかし、べっこう飴をあげると助かるなど言われていました。
この都市伝説の出所としては、愛知県で家庭の事情で子供を塾に行かせたくない母親が娘にした話が様々な変化を伴いながら全国に広まったとする説が一番有力と言われています。
今、考えると変なことばかりなのですが、「口裂け女」の都市伝説は全国の小・中学生に非常な恐怖を与え、地域によってはパトカーが出動したり、連絡簿に注意事項として記入されたり、集団下校が行われたりしたのです。
こうなると、たかが都市伝説と笑ってばかりもいられないのです。
しかし、なぜ口裂け女がここまで長く語り継げらるのでしょうか???もしかしたら、本当に口裂け女が実在していたのかもしれませんね。