高校受験に備える!知っておくべき評価のポイントは?

高校受験は高校へ進学するために必要なものです。入学試験を受けて合格した者だけがその高校への入学が許されるるわけです。
従って、それは合格者と不合格者の2種類の子供を作ってしまうわけです。合格者と不合格者の違いはまさしく天と地の違いです。高校受験をするからには合格者にならなくてはいけません。そのためにも高校受験対策はしっかりと行う必要があります。
高校受験に備え、知っておくべき評価ポイントをご紹介します。
高校受験対策の開始時期
高校受験対策は、具体的にはいつ位から始めればよいのでしょうか。高校受験は中学3年の終わりだから中学3年になってからで十分だと考えていてはいけません。今の世の中、合否は試験のみで決まるわけではなく、内申書も合否に大きな影響を持っています。
この内申書は、中学3年生の成績だけではなく中学2年生の終わり、中には中学1年生からという場合もあります。こう考えると、高校受験対策は、中学3年生になってからでは遅いということがわかります。早ければ早いに越したことはありませんから、中学に入学した時からだと思っていてもよいでしょう。
少なくても中学2年生になったら高校受験を意識し、そろそろ対策に入ったほうが良いでしょう。高校受験対策は合格を勝ち取るためにはどうしても必要なことです。中学3年生が終わる頃、笑顔でいられるためにも開始時期に注意しましょう。
高校受験と推薦
高校受験と言えば学科試験が中心の一般入試が広く知れ渡っています。実際に、高校受験では一般入試を受ける人が多くを占めています。
高校受験で出てくる言葉に推薦というものがあります。この推薦というものはいったいどういうものなのでしょうか。
推薦入試は一般入試より前に実施されます。高校受験といえどもこの推薦入試は一般入試と違って、誰でも受けれるわけではありません。成績が優秀であったり、部活やその他のスポーツ等で特に優れた生徒を、中学校の校長先生が推薦するという形をとっているものが推薦入試です。
推薦入学は、学校側から薦める場合と本人から推薦を申し出る場合の2つのケースがあります。自分から推薦で高校へ行きたいと学校側にお願いするケースのほうが、一般的に多いようです。推薦入学制度で注意をしておかなければならない点があります。
推薦入学には2つのタイプがあります。一般的に推薦の場合、合格はそのまま入学を意味します。この場合、滑り止めとして高校受験をし、本命が受かったからその高校に行きたい、と思っても合格を取り消すことはできなくなります。必ずその高校に行かなければなりません。
推薦にはこの他に、別の高校受験をすることができるところもあります。滑り止めや自信をつけるためという考えで受験をしている場合、併願ができるかどうかをしっかりと確認しておきましょう。
高校受験と内申書
高校受験は高校へ入れるかどうかを決める重要な試験です。高校受験は当日の試験だけで合否が決定されるものではありません。内申書も大きな役目を持ってきます。この内申書というのはいったいどのようなものでしょうか。
これは、高校受験の際に中学校側から提出される受験者についての報告書です。内申書はほとんどの高校で提出を求めているものです。高校受験のための内申書にはいったいどんなことが書かれているのでしょうか。
大きく2つの内容が書かれています。一つ目が学力についてです。基本的に中学1年から中学3年の2学期までの通知表の成績が書かれます。主要5科目だけではなく、音楽、美術など全科目についての成績が対象です。
もう一つが生徒個人に関することです。性格や生徒会活動、部活動などのことが書かれます。欠席日数も内申書にかかれますので、学校を簡単に休むことは避けるようにしましょう。
高校受験に内申書はつきものです。高校受験に成功するためには、この内申書の内容を良くすることも必要になってきます。学力面では中学に入学したら日頃からすべての科目について努力が必要です。
他に、生徒会活動を積極的に行ったり、部活動を頑張って成績を残すように頑張ることが大切です。また、生活態度も内申書にのってきますので、日常の行動に気をつけるように心がけましょう。
高校受験と倍率
高校受験をする際、必ず耳にする言葉の一つに「倍率」というものがります。この「倍率」とは、いったいどのようなものでしょうか。
高校受験を前にまずすることは志望校をどこにするかです。この志望校決めは成績はもちろんのこと、この倍率も大きなポイントとなってきます。高校受験の受験倍率には、志願倍率と実質倍率の二つがあります。
どちらの倍率も高校受験を受験する際には大切な言葉ですので、この機会に違いをしっかりと覚えましょう。志願倍率とは、その高校への志願者数を募集人委員で割ったものです。この倍率は入試が行われる前に発表になります。従って、入試の前に自分が狙う高校の競争率の目安にできます。
これに対して実質倍率とは、その高校の受験者数を合格者数で割ったものを言います。実質競争率とも呼ばれています。この倍率は、実際に高校受験が終わった後で、合格者数が確定してから出されるものです。高校受験の際には、特に、志望倍率ではなく実質倍率を参考にします。
高校受験の際大切な志望倍率と実質倍率は、数値が異なってくるのが一般的です。それは、志願はしていても、実際にはその高校を受験しなかったり、また、実際の合格者は、募集人員より多かった場合などがあるためです。
高校受験と偏差値
高校受験の際に、偏差値という言葉をよく耳にします。この場合の偏差値というのはいわゆる学力偏差値をさしていることが多いようです。では、この学力偏差値、つまり高校受験の際に出てくる偏差値とは一体どのようなものでしょうか。
偏差値とは、一つのある集団の中で、自分がどのくらいの位置にいるかを知ることができる数値です。つまり、テストを例にすると、平均点からどのくらい離れているかを数値で表したものです。テストの平均点の偏差値は、50になるように作られたものです。
得点が平均点と比べて高ければ高いほど偏差値も高くなっていきます。また、反対に、得点が低ければ低いほど偏差値はだんだん下がっていくことになります。通常、偏差値は25~80の間であるとされており、100や0は計算上ではあるにしても、実際はないようです。
高校受験の際には、このような意味を持っている偏差値は、自分の学力を知るためによく利用されます。偏差値は学力を数値で表すことができるため、たくさんの模擬テストなどの学力判定の際に利用されます。
ただ、高校受験を単に偏差値だけを基準にして考えることはできません。それは、高校受験は学力検査だけで決まるのではなく、内申書も重要な要素となっているからです。従って、高校受験では、偏差値にばかりこだわらないように注意が必要です。
まとめ
中学まで公立で過ごしてきた学生にとって、高校受験は初めての試験となるわけです。
希望する高校に入学するためには、もちろん勉強が出来る出来ないということは大切ですが、
その他にも「推薦」「内申書」「倍率」「偏差値」ということも考慮に入れておきましょう。