宮崎駿が復活?引退したはずの宮崎駿がNHK番組内で長編企画提出

2013年に大ヒットした映画「風立ちぬ」を最後に長編映画の製作から引退していたはずの宮崎駿氏ですが、2016年11月に放送されたNHKのドキュメンタリー番組内「終わらない人 宮崎駿」のなかで、長編映画企画を鈴木プロデューサーに提出するという、どんでもない事態が起きました。
引退後の宮崎駿氏は何をしていたのか?
宮崎駿氏は、2013年9月の引退会見で以下のように語っていました。
その後、ジブリで働いていたアニメーターたちを全員解雇し、スタジオジブリは完全なる休眠状態。
それなのに、2015年には突然、辺野古基金の共同代表に就任して、外国人記者クラブで安倍首相を強烈に批判…
今度は反日極左団体でも立ち上げるんじゃないか?と思った人も多いのではないでしょうか?
ところが、その裏では「老いていくこと、死ぬことへの不安」「やり残したもの、アニメを作ることへの思い」など、様々な心の葛藤と戦っていたようです。
ついに宮崎駿氏が復活か?
2016年11月13日にNHKで放送された「終わらない人 宮崎駿」では、長編映画引退後の宮崎駿氏に2年間も密着したドキュメント番組。
NHKの番組プロデューサー側の「どうせまた復帰するんでしょ?だったら密着していれば、いい映像が撮れるかも…」的な臭いがプンプンするのですが、番組的にはすごく面白い内容です。
番組はスタッフが誰一人いないスタジオで「俺はもう老兵だから、俺なんか撮ってもしょうがない」と、くだを巻く完全な引きこもり老人状態になった宮崎駿氏から始まります。
その後、あるCGアニメプロデューサーと出会ったことで、それまで忌み嫌っていたCGを使って、ケムシを主人公にした短編映画を遊び半分で作りはじめます。
気が付くと若くて優秀なCGアニメーターがスタジオジブリに集まってくるのです。
しかし、CGアニメなど作ったことのない宮崎氏は、ひたすた机に向かって、ブツブツ言いながら、いままで通りの方法で絵を書くのです。
「お前ら、これはCGでは描けないだろう」的な感じです。
しかし、出来上がってくるCGアニメを見ていると「何だかやれそうな気がしてきた…」と、オープニングシーンに散々リテイクを出すのです。
もう完全なる本気モード全開です。
最後には、ジブリの鈴木敏夫プロデューサーに、長編企画覚書を提出して、どんな錬金術を使っていいから金を集めてくれ!と言い出したのです。
ついに宮崎駿氏がCGで長編映画復活宣言です。
まとめ
この番組内で最後に宮崎駿氏は以下の言葉を残しています。
「何もやってないで死ぬより、やっている最中に死ぬ方がまだマシだね。死んではならないと思いながら死ぬほうが…」
と、まるで「紅の豚」のポルコように、タバコを吸いながら吐き捨てるのです。
なんだかな~(by 阿藤快)