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そろそろ年末の準備を考えよう!お歳暮を送る際の基礎知識

10月に入りすっかり秋の気配が増してきていますね。今年もあと3ケ月を切りました。

少し早いかもしれませんが、早めに年末の準備を始めておきませんか?まずは、お歳暮です!

お歳暮についての基礎知識をまとめてみましたので、ぜひ参考にして下さい。

お歳暮の変化

お歳暮とはお世話になった人へ感謝の気持ちとこれからのお付き合いを願って本来はお歳暮周りをする行事から変化した言葉で、お歳暮周りで相手側に持っていく品物を意味しています。最近では直接持っていくことはあまりなく、宅配業者によって届けられることが多くなりました。

お歳暮は古い昔からの習慣が現在まで受け継がれてきたものです。昔は先祖の霊を迎えるために一年に二回お供え物などを贈り物していたようです。それが長い年月が過ぎていくうちに、現在のような親しくお付き合いをしてきた人への感謝の気持ちの表れとしてお歳暮を贈る形に変化してきました。

個人レベルではお歳暮のやり取りは盛んに行われていますが、最近は会社の取引関係や上司へのお歳暮を規制している企業が増えています。個人情報を守る観点からも住所の特定が難しくなっています。

担当者の所属する部署の皆さんで気軽に食べてもらえるようなものを贈るのが良いでしょう。会社に贈る際には贈られた人が困った立場にならないように、贈ることが可能かどうかを確認してこれからのお付き合いに影響が出ないようにしたいものです。

最近はお歳暮の代わりにカレンダーや会社の手帳などを配るケースがほとんどです。

お歳暮のお礼状

お歳暮が贈られて来た場合には相手先にお礼状を送ることになります。電話やメールでお礼をすればいいのかと思っている方もいらっしゃると思います。ごく親しい友人などへのお礼ならば電話でも可能です。お歳暮のお礼は本来お礼状によってすることになります。

お歳暮が贈られてきてからすぐにお礼状を書いて送るのが基本です。お礼状にはお歳暮に対するお礼の気持ちと、これからも変わらないお付き合いをお願いすること、それから最後に相手の健康を気遣った内容になります。

書き方などは本やインターネットでも簡単に検索できますから参考にしてみると良いでしょう。お礼状を送る相手によって何パターンかの書き方を見ることが出来ます。お歳暮には品物でお返しする必要はなく、お礼状で対応します。

しかし、お返しを贈りたい場合はお歳暮として贈らずに時期をずらして贈るのが良いでしょう。年末年始が過ぎて立春までに贈る場合は「寒中御伺」「寒中御見舞」、それ以降は「余寒御伺い」「余寒御見舞」として贈ります。そして、お返しの品にお礼状を添えます。

それには通常のお歳暮のお礼の文章に加え、「心ばかりの品を送りました」などの一文を添えて書きましょう。お礼状はパソコンで印刷したものではなく、手書きのものにしましょう。相手に感謝の気持ちが伝わります。

お歳暮のマナー

お歳暮は日ごろお付き合いをしている方へ感謝の気持ちを表すものです。その贈り物がマナー違反をしてしまってはこれからのお付き合いに影響が出てしまいます。お歳暮を気持ちよく受け取っていただけるように基本的なマナーを勉強しておきましょう。

お歳暮は百貨店から贈るものだと思っている方もいらっしゃると思いますが、本来は相手先に出向いていってご挨拶しながらお渡しするものです。しかし、直接届けることは受け取る相手側にも負担になる場合があり、最近は郵送することがほとんどです。お歳暮を贈る時期にも注意が必要です。

11月に入るとすぐにお歳暮商戦が始まりますが、これは早期予約をするためで、そのときにすぐ発送するわけではありません。予約をするときに配達時期を決めますので、通常のお歳暮商品なら12月10日~23日までに着くように予約します。

お歳暮がクリスマスプレゼントを兼ねているときにはその時期に、またお正月の食材を贈るときには12月28日くらいまでに着くようにします。

生ものの場合は相手が在宅していることが分かっていなければなりません。旅行などで不在の時に届いて悪くなってしまってはお互いに気まずくなってしまいますので、しっかり確認しておきましょう。

保存が難しいものや場所をとるものは避けて、日持ちがするものや相手の家族構成に合った品物を選びましょう。

お歳暮の相場

お歳暮は一年の締めくくりにお世話になった人への感謝の気持ちと、これから続くお付き合いへのご挨拶として贈るものです。会社の上司や、仲の良い友人、お世話になった人、習い事の先生や両親などいろいろなケースがあります。お歳暮相場はどのようになっているのでしょうか。

お歳暮はお中元と比べて2~3割高い金額の物を贈るケースが多いようです。両親に対しては比較的安い金額で3000円から5000円くらいでしょうか。贈る側の年齢によって金額が違ってきます。年を重ねるほど金額はアップしています。

お世話になった会社の上司や親しい友人などに贈る場合も金額に開きがありますが3000円から6000円くらいだと言われています。この場合も贈り手の年齢がアップすれば金額が高くなっていきます。金額は3000円くらいからとなっていますが、目上の人に贈る場合は5000円以上にしたほうが良いでしょう。

しかし、必要以上に高額にする必要はありません。高価なお歳暮はかえって失礼になってしまうので、相手の好みやセンスに合わせて選ぶのが良いでしょう。

通常は贈らないことが多いと思いますが、習い事の先生や特にお世話になったご近所の方へのお歳暮は3000円から4000円位が妥当だと言われています。

お歳暮を贈る時期

お歳暮は通常12月に入ってからクリスマス前までに贈るのがマナーであると言われていますが、お正月用の品物を送る場合には年末になって届いてもかまいません。また、クリスマスプレゼントを兼ねている場合にはクリスマスの10日前くらいからクリスマスイブまでに着くように贈ると良いでしょう。

お歳暮商戦は11月に入った頃から始まり、焦ってしまいがちですがすぐに贈ることはありません。ただ、早めに契約すると早期割引で安くなったり、送料がオフになるなどの特典が受けられるので、シーズンに入ったらお歳暮の予約をしておきましょう。

最近ではインターネットでの予約やファックスで予約が出来るので、カタログさえあれば簡単にお歳暮を贈ることが出来ます。お歳暮で生ものや日持ちがしない物を贈るときは、相手が受け取れる状態かどうかを確認しておくことを忘れてはないように気をつけましょう。

お歳暮は一年間お世話になった方への感謝の気持ちと、これからもよろしくという願いを込めて贈るものです。

お中元とお歳暮を必ず送らなければならないというわけでなく、お歳暮だけでも良いのです。だた、お中元を贈った人はお歳暮も贈る必要があることを忘れないでください。

お歳暮選びで気をつけること

お歳暮選びで毎年悩む人は多いと思います。様々な商品がありますが、品物を選ぶときに気をつけるべき点があります。贈る側は気をつけて選んだと思っていても、もらって困る品物もあるのです。

お歳暮で贈られて困ってしまった品物として挙げられるのは生ものです。高級食材などで活きエビなどや果物がありますが、処理に困ってしまったり、腐る心配があり相手のことを考えると難しい点があります。相手の好みなら問題ありませんが、届く日に家にいない場合を考えると生ものは避けたほうが良いでしょう。

お歳暮で冷凍しなければならないものがありますが、これも困る人が多いと言われています。冷凍庫が限られていて保管が出来ないからです。このように冷蔵庫や冷凍庫に入れておかなければならないような商品も贈るときには考えなければならないでしょう。

そして固形石鹸は要らないという声が多く聞かれます。最近は固形石鹸を使う機会がなかなかありません。

このようなことを考えると、日持ちがするなどの保存が出来るもので、あまり場所をとらないものが好まれていると言うことが分かります。かと言って商品券やカタログギフトは予算が分かってしまいそうで贈りにくいと考えている人も多く、贈る側からすると選びにくいものです。

お歳暮選びは本当に難しいですね。

お歳暮で人気の商品

毎年11月に入ると全国の百貨店でお歳暮商戦が始まります。お歳暮は日本に古くからある習慣で、日ごろお世話になった人に感謝の気持ちを表す方法です。毎年この時期が近づいてくると、贈る人は今年は何にしようか、贈られる人は今年はどんなものが来るのか気になることでしょう。

TVではお歳暮のコマーシャルが流れるようになりますし、贈られてうれしいものランキングなるものも放送されるようになります。

お歳暮では贈る側と贈られる側では好みに差があるようです。贈られる側はどのような商品がうれしいと思っているのでしょうか。一番人気なのはCMなどでもよく流れるハムやソーセージなどの加工品や、お肉、産直品などの食料品です。

これらは年末年始に使うことが出来ますし、自分ではなかなか買いませんから贈られてうれしいものなのでしょう。

また、2位では自分の好きなものを買うことが出来る商品券などの金券類です。商品券は、相手側にどんなものを贈ったら良いか分からないときに便利です。ただ、商品券は贈る側からするとある程度の金額でなければ贈りにくいような気もします。

そして3番目に人気があるのはビールや日本酒、ワインなどのアルコール類です。これも、相手を選ばず年末年始には飲まれるものですから喜ばれるのでしょう。

お歳暮でよくあるトラブル

お歳暮を選ぶ時には十分に吟味しているつもりなのに、トラブルは意外に多くあるものです。贈り主側に責任があるものや、本人には何の責任がなく配達する業者に責任があるものなどいろいろなケースがあります。

例えば自分が贈ったお歳暮と全く同じものが贈られてきたケース(トラブルというよりは気持ちの問題)、指定した日に相手先に着かなかった、予約していたのに百貨店側でミスがあって贈られなかった、などのケースです。

自分が送ったものと全く同じ商品がお歳暮として贈られたら驚くことでしょう。しかし、インターネットで喜ばれるお歳暮ランキングなどの情報や話題の商品参考にした場合には偶然にも重なってしまうことは考えられます。何年も続けて同じものが重なることはないでしょう。

また、お歳暮を指定日配達で予約したのに着かなかったケースは困ります。指定日配達をするということは、相手の方もその時間に合わせて家に居なければなりませんし、商品も直接受け取ってもらうような生ものなどのケースが多いからです。しかし、このようなトラブルはよく聞きます。トラブル後の対応に注目しましょう。

百貨店側の入力ミスによってもれてしまったケースもあります。この場合は百貨店は季節外れであっても極力同じ商品が届くように努力してくれる先がほとんどです。

しかし、どうしても不可能な場合は品物を変更して、遅れてしまったお詫びのお手紙を添えて相手に不快感を与えないように対応してくれます。

お歳暮とお中元どちらかにできるか

お歳暮を贈っているところにはお中元も贈らなければならないと思っている方が多いようです。しかし、一年のお付き合いへの感謝の気持ちとしてお歳暮だけでも良いのです。お中元を贈った先にはお歳暮を贈らなければなりませんが、逆は心配要りません。つまり、お歳暮だけで大丈夫だということです。

お中元やお歳暮は一回贈って翌年に止めてしまうことは大変失礼になってしまいます。何かお世話になったお礼に贈ると考えている人は、お中元やお歳暮ではなく「お礼」として個別に贈った方が良いでしょう。

お歳暮やお中元は数年続くものですから最初に贈るときは良く考えましょう。一度で良いと思えば、お歳暮だけにすれば良いし、感謝の気持ちをより表したいなら両方贈った方が良いでしょう。

高価な品物を贈れば良いというものではなく、相手から喜ばれるような品を選ぶことが大切です。金額にはあまりとらわれずに好みや家族構成や時期を考えて商品を選びましょう。

毎年違う商品を贈る必要はありません。毎年同じ物を贈り続けることで印象が残ることもあります。気にしなくて良いのです。TVのCMでもありました。「○○はあの人だ。」というように印象付けることが出来るかもしれません。

お歳暮の包装方法

お歳暮の予約をするときに必ず聞かれることがあります。それは簡易包装にするか否かということです。

お歳暮というと数年前までは選んだ品物を綺麗に包んでもらい、その上に熨斗紙をつけてもらい、さらにうえからラッピング(内熨斗)したものか、熨斗が出た状態(外熨斗)にするかのどちらかでした。

しかし最近はごみを減らすためか、簡易包装を薦められるようになってきました。環境にやさしい企業のイメージを押し出すためなのかどうかは分かりませんが、簡易包装を積極的に薦められるのです。

簡易包装とは贈る商品に直接熨斗紙をつけた状態のことで、目上の人に贈る場合にはどちらがいいか悩むところです。地域によって内熨斗・外熨斗の違いはありますが、簡易包装での贈り物は不適切ではないかという疑問が浮かんでしまうのです。

エコの観点からすれば当然簡易包装が良いのは理解できます。日本は他の国と違って包装がとてもしっかりしています。それに慣れているとお歳暮の簡易包装がとても物足りなく感じてしまう人も多くいるのではないでしょうか。

簡易包装が始まってからかなり経っていますから最近は抵抗感もなくなってきていると言われています。お歳暮をたくさん贈られている人は丁寧に包まれた包装を取るのに苦労しているかもしれませんね。

まとめ

いかがでしょうか?

お歳暮は今年お世話になった人たちへの感謝を送るものです。心を込めてお歳暮を送りましょう!

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