猫の病気と健康管理!愛猫を長生きさせるコツ

猫も人間同様、風邪や鼻炎、アレルギー・癌など同じような病気にかかります。
猫を健康的に飼う為にも、その生態を良く知っておく必要があります。日頃の健康チェックに加え、定期的な健康診断は、病気の早期発見につながります。
猫の病気と健康管理についてご紹介いたします。
猫の生態と病気
猫も年齢によって、かかりやすい病気が変わっていきます。わずか、1年で成猫になりますので、人間でいう20年分のあらゆる病気の可能性が、1年の間に訪れます。定期健診だけでなく、予防接種や食事など飼い主は、日々気を配っていかなければなりません。
猫の病気を知る為には、猫の生態を知っておく必要があります。
たとえば、猫が縄張りを示す為に、スプレー行為(立ったまま尿を後方に噴射する行為)をしますが、時として縄張り行為ではなく、ストレスからする場合もあります。普段はあまりしない猫が、急にスプレー行為を始めたらストレスを疑います。
猫に与える食事からも、時として予期せぬ病気を引き起こしてしまう場合があります。人間が食べているものを与えるのは、決していいことではありません。人間と違う味覚を持つ猫は、塩辛いものは病気の元です。
また、ネギは下痢や貧血、あわびなどの貝類は重篤な皮膚炎を引き起こす原因とされています。
猫の病気と健康管理
猫も人間と同様、さまざまな病気にかかります。日頃から体の様子や、健康状態を気にかけて、少しでも様子がおかしい時は病院に連れて行きましょう。
また、健康診断や予防接種、万が一の病気に備えて、かかりつけの動物病院を作っておくことも大切です。猫の病気は、毛並みや毛艶・排便や尿の状態からも知ることができます。
嘔吐や下痢などのわかりやすい症状以外にも、毛の色艶が悪く、食欲が無いなど日常の生活を気にしていれば、わずかな変化にも気づく事ができます。
猫の肥満も立派な病気です。運動不足に加え栄養価の高い食事ばかりや、人間と同じものを食べさせるなどの不摂生で、猫も肥満になります。そうした肥満を予防する為にも、日々適正な食事量と運動を心がけていく必要があります。
猫の病気と健康管理は、季節によっても変わってきます。抜け毛の多い春と秋には、毛球症に注意して、マメにブラッシングを行います。繁殖期には、他の猫との接触によりケガや伝染病の心配があります。
夏は、ノミやダニなどの多い季節ですから、皮膚の状態も含めて毎日のチェックが必要です。猫の病気を予防する為にも、ワクチンの接種は大切です。
たとえ、室内飼いだとしても、飼い主の外出により、服や靴などから伝染病に感染してしまいます。ワクチンで予防できる病気は、早いうちに済ませておくことが必要です。
猫の病気と予防接種
猫も予防接種で防げる病気があります。主に感染症を防ぐ目的で行われています。
離乳の終わる生後2ヶ月位から接種を行いますが、体調不良や体力の低下している時は避けましょう。一度受ければ、免疫が一生続くというものではないので、成猫になってからも定期的に接種を行う必要があります。
予防接種で防げる猫の病気は、猫ウイルス性鼻気管支炎・猫カリシウイルス感染症・猫汎白血球減少症(猫バルボ)・猫白血病ウイルス感染症・猫クラミジア感染症があります。
1つずつ接種するのではなく、3種混合や4種混合といった、複数のワクチンが入ったものを接種します。ワクチンでは予防することの出来ない猫の病気もあります。
猫免疫不全ウイルス感染症(猫エイズ)や、猫伝染性腹膜炎です。
猫エイズはウイルス感染猫との接触などが原因とされている為、室内飼いである程度は予防することができます。猫伝染性腹膜炎は、ストレスによるコロナウイルスの突然変異です。有効な治療法がありませんので、十分な注意が必要です。
外に一度も出したことの無い室内飼いの猫でも、ウイルスに感染して病気になってしまうことはあります。飼い主や来客によって、外から持ち込まれた微量のウイルスに感染してしまう場合があるからです。たとえ室内飼いでも、健康を維持する為に予防接種は必要なのです。
まとめ
猫の病気も医療現場の進歩や、良質なキャットフードのおかげで改善されてきています。寿命も延びて、老猫の世話をする事が多くなりました。
愛猫と1日も長く暮らせるように、猫の病気と健康管理を徹底しましょう。