嘘からできた放送業界のルール?

やりすぎ都市伝説に出演していた伊集院光さんの話によると、
嘘からできた放送業界のルールがあるそうです。
よくテレビドラマなどで「この物語はフィクションであり、登場人物、団体は架空です」というフレーズが流れることがありますが、
これが最初に出るようになったきっかけというのが「超人バロム1(ワン)」という子供向けの特撮番組だったというもの。
「超人バロム1」は悪の組織ドルゲが送り込んでくるドルゲ怪人をバロム1が倒すという内容でしたが、
ある日、制作会社に八王子で開業医をやっているドイツ人という人から抗議の手紙があったと言います。
その内容は「私の名はドルゲという名前なのだが、バロム1が学校ではやり、子供がいじめらているから何とかならないものか」というものであり、
これがきっかけで「実在する人物とは関係ありません」というテロップを入れるようになったそうです。
ところが数年後、この出来事についてテレビ局が取材をしたのだが、
いくら探してもドルゲというドイツ人は見つからなかったと言います。
その時期に日本で開業医のをしていた、
八王子に住民登録してる外国人の中にもドルゲという人はいない。
つまり、嘘から出来たテロップだったのである。
大元になったドルゲという名の人は闇の中。
そもそも、ドイツ人でドルゲという名前はあまり無いらしいと言います。