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大人のあせもが増えている!ジメジメと暑い時は要注意!!

健康ヘルス  

日本の夏は高温多湿で、
ここ何年かは30度以上の日が何日も続きます。

汗をすぐに拭いたりこまめに着替えたりしても、
あせもが出来てしまう事もあります。

あせもになってしまったら気を付けることをご紹介します。

あせもとは

あせもは、普通の生活の中では自然に出る汗が原因で出来てしまうことはあまりありません。

あせもは高温多湿の環境で長時間過ごした場合、
激しい運動をして短時間で大量の汗をかいた場合、
発熱性の病気で大量に汗をかいた場合、
ギプスをした場合、通気性の悪い衣服を着用した場合などに多く発生します。

人間の皮膚にはくちびるや陰部などを除くと、
表面に約200万~400万個のエクリン汗腺があります。

気温の高い時や激しい運動によって体温があがった時、
このエクリン汗腺で汗がつくられ、
汗管という細い管を通って皮膚の上に汗を出して体温を調節します。

汗管の出口、汗孔ががほこりや垢などで塞がれると、
汗は出口がなくなって蒸発できなくなります。

たくさん汗をかいたあと、
そのまま放っておくと皮膚の表面で汗が乾燥し、
塩分が粉のように皮膚に張りついて(塩をふくという状態ですね。)汗孔を塞いでしまいます。

あせもとは、出口をふさがれて皮膚の中にしみだした汗が行き場をなくして起こす炎症の事です。

あせもは、汗をたくさんかくことと、
汗の出口が塞がれることの二つの条件がそろった時に発生します。

あせもにかかる人は高温多湿の夏がほとんどでしたが、
最近では暖房の影響で冬にかかってしまう人もいます。

あせもになってしまったら

あせもを掻いて悪化させないように
ツメは短く切って手をよく洗いましょう。

掻き壊してしまうと湿疹化して「汗疹性湿疹」になったり
「あせものより」になったりします。

「あせものより」とは汗孔に黄色ブドウ球菌が感染してできる赤いぶつぶつや膿疱のことで、
夏季に乳幼児の頭、顔、首周囲や背中の上部、お尻などに見られます。

また不潔な指や爪であせもを掻いてしまうと、
掻き傷から雑菌が入り、とびひになってしまう事もあります。

あせもができてしまったら清潔に保つことが大切です。

汗をかいたら拭きとる、
こまめに着替える、など清潔を心がけ、あせもの悪化を防ぎましょう。

外用薬としては、
カーマインローション、フェノール亜鉛華リニメント(CZL)などで、
市販薬にも良いものがあります。

それでも良くならないようなら、
たかがあせもとは思わず皮膚科の診察を受けましょう。

あせもができてしまったら、
ベビーパウダーは使わないようにします。

皮膚を乾燥させ、
あせもにならないようにするためには効果がありますが、
できてしまってからは汗孔をふさいであせもを悪化させてしまう事があるからです。

大人のあせも

あせもは、子供だけの病気ではなく、
大人も結構悩まされています。

あせもは体のどこにでもできますが、
背中や首、肘の内側、膝の裏側、女性ならブラジャーの内側や胸の谷間などには特にできやすいようです。

それらの場所は汗をかきやすく蒸発しにくい場所だからです。

汗が蒸発しないままだと、
エポクリン汗腺の汗管から汗が皮膚の表面にスムーズに出られず
汗腺の中にたまって水ぶくれのようになってしまいます。

あせもは、この溜まった汗によるみずぶくれが破裂して
皮膚の中に汗が染みだしておこる痒みをともなった湿疹なのです。

子供のあせもは保護者が気をつけて汗を拭いてやったり着替えさせたりして防ぎます。

ところが大人は、汗疹になったからと言っても仕事中だったりすると、
いつでも着替えたりシャワーを浴びるというわけにはいきません。

最近はオフィスもエアコンが弱めの設定になってきましたし、
外でのお仕事の方、調理師のように火を使う仕事の方などは本当にたいへんです。

できるだけ通気性の良い、
汗を蒸散させやすい服を身につけて、あせもを防ぎましょう。

女性の下着も夏用の通気性・吸湿性に優れたものが売られていますし、
あせもを予防する入浴剤や予防用のローションを使うなどしてこれからの季節をのりきりましょう。

まとめ

あせもを予防して快適にすごすにはどうしたらよいでしょうか?

夏の朝、目覚めると寝汗で体はベタついているので
シャワーを浴びてすっきりとした気分で活動を始めましょう。

熱めのシャワーを水勢を強くして浴びるとすっきりしますが、
あまり長く浴びると皮膚がふやけて、汗疹によくありません。

朝のシャワーは2~3分くらいでサッとすませましょう。

シャワーの最後に、メントール配合のつけて流すタイプのシャワー剤を使うと、
爽快感が続いて汗によるべたつきを抑えてくれますが、
あせもがすでにできていてしみる場合は使用をやめましょう。

その後、あせも予防用ローションを使いましょう。

夜のお風呂はぬるめのお湯にゆっくりつかるのが良いようです。
あせもや肌荒れなどの症状を緩和してくれるスキンケアタイプのものやメントール配合の入浴剤を使うのもおすすめです。

ぬるめのお湯なら体温があがりすぎず、お風呂あがりもそんなに汗をかきません。

汗がひいたら、あせも予防ローションを使いましょう。

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