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一年中続く花粉症!春夏秋冬そのぞれの特徴と原因は?

花粉症は春先に症状が出る人が最も多いのですが、最近では一年中花粉症の症状があるという人もいます。

春夏秋冬そのぞれの季節に発症する花粉症の特徴と原因をご紹介します。

春の花粉症

花粉症と言えば、スギ花粉症が代表的ですね。日本ではスギ花粉症がとてもたくさんいるので、春が近づくと春の訪れに心踊らされる方もいますが、花粉症が始まる季節だとして憂うつな気持ちになる方も少なくはないでしょう。春は木々が萌え出し、花を咲かせる時期ですから、花粉も空気中にたっぷり漂います。

春の花粉症として、原因になる植物を挙げてみましょう。

暦の上で春になったばかりの2月は、スギやハンの木の花粉が飛び始める時期です。スギは2月から5月まで飛び続けるとされるので、対策は早めに、継続できるようにします。

3月に入ると、ヒノキ、スズメノテッポウ(イネ科の一年草。害草とされています)による花粉症患者が増えてきます。

4月になると花粉に悩まされる方が増え、シラカバやケヤキ、コナラに、ハルジオンやハルガヤが原因植物の花粉症になります。

それから、花粉症になりやすい職業の方にリンゴ栽培農家があるとされ、リンゴの花が咲く4~5月にはリンゴ花粉症に罹る方が急増し、農家の方にとっては職業病ともいえるでしょう。

花粉症の方は、春が来る前に対策を整えていくと症状が抑えられます。スギ花粉は花粉飛散情報なども整備されつつありますから、花粉情報をチェックしておくと良いようです。

花粉症・スギ

花粉症と言えばスギ花粉症とされる程に、スギによる花粉症である方は多いようです。

日本では、花粉症患者のおよそ8割がスギの花粉が原因で様々な症状が出るとされ、TVやラジオで流れる花粉飛散情報などもスギ花粉に重点を置かれており、花粉の量や風向きから予想される飛散地域の予想が行われています。

スギ花粉症が多い原因を考えると、スギは建材や家具の材料など、非常に広範囲の利用法があり、古来より大切な木材とされ、大量に植樹されて花粉も多いからでしょう。

現在、多くの森林で計画的に植樹されているのがスギです。重要な木材資源であるため、北は東北から南は鹿児島まで広い地域で植えられたこともスギ花粉症患者が多い理由のひとつです。

花粉症は関東区域に相当数いるとされますが、ここは特にスギの植林が奨励された場所でもあり、更には都市部の空気汚染が進んだことも患者数が急増した一因です。

スギ花粉は前年の夏の気象条件で花粉の量が左右されるとされます。近年の環境変化によって猛暑が増えると、花粉症もより花粉が多くなることで重くなりやすいようです。

花粉症を緩和する目的でスギの木がない沖縄や北海道に移り住んで転地療法を行う方も少なからずおり、スギ花粉症の症状は重症化しやすいことでも知られています。

夏の花粉症

花粉症はスギ花粉があまりにも有名なので、夏が来る頃には花粉症の時期も終わりと考える方もいるようです。しかし、花粉症は他にも原因植物がたくさんあります。用心のために、季節に関わらず注意するのは大切でしょう。

夏の花粉症の原因として知られるのがイネ科で、5月ぐらいになるとカモガヤやホソムギの花粉が飛びます。イネ科は夏の花粉症としてよく聞き、イネやカモガヤ、ヒメガマといった水辺に多く生育するものは、見た目にも涼しげで夏は近寄って鑑賞したくなります。しかし、花粉症ならば花粉を避け、側に寄らないように注意しましょう。

花粉症ではキョウチクトウが原因の場合もあります。キョウチクトウは6月から9月の夏に咲く樹木として街路樹などで楽しむことが出来ますが、花粉に限らず全ての部分に毒性があり、扱いには注意しましょう。

そして、イチゴも原因植物のひとつです。イチゴは6月前後に花が咲くシラカバ科の植物で、シラカバ花粉症の方はイチゴにもアレルギー症状が出る可能性があるので避けておいたほうが無難です。

北海道ではテンサイで花粉症になる方も報告されています。夏は活動的になって屋外で過ごす機会が増えますから、花粉症対策も忘れずに行うようにしましょう。

花粉症・イネ

ここでは夏の花粉症の主たる原因植物・イネ科(オオアワガエリ・カモガヤなど)について述べてみましょう。夏の花粉症は夏風邪のような症状が多いのが特徴で、夏の花粉症は意外と見過ごされている場合があるとされます。

夏に患者が増える花粉症になっていることに気が付かない方もいるのではないでしょうか。なお、夏は梅雨の時期に当たり、花粉が飛びにくいとされます。

北海道にイネ科花粉症が多いのは、かの地に梅雨がないからでしょう。実際に、夏風邪患者の中には花粉症であった方も多く含まれていたという話が伝わっています。

スギ花粉が飛ぶ春とは違い、湿度が高い状態では花粉も飛散しにくく、花粉症の方も原因となるイネ科の近くにいなければ症状が出ることは少ないとされます。しかし、天気が良く、風が強い日には花粉が飛びます。

イネ科花粉症の方は花粉に触れないように服装やマスクに注意して、イネ科が多く生育する水田や池の周りなどは避けます。

夏場は暑いのですが、アレルギーを抑える為に、花粉症グッズは出来るだけ吸湿性発汗性に優れた物を選ぶなど、暑さ対策を念頭におきます。

それから、花粉症の症状は夏バテだと強く出るようですから、体調管理に気を配ると良いようです。

秋の花粉症

花粉症の方で秋に症状が出る場合も多いとされます。秋は、夏の疲れが出て体調を崩しやすい時期で、花粉症の症状が重くなってしまうこともあるようですから、対策はしっかり行っておきたいですね。

秋の花粉症について原因植物などを説明してみましょう。代表的なのは何といってもブタクサです。

ブタクサは9月前後に花が咲き、花粉が風で飛びやすく、花粉症になる方が多いことでも知られる植物で、アメリカからの帰化植物であり、現地ではブタクサ花粉症の割合が非常に高いとされます。

秋に黄色い花を咲かすセイタカアワダチソウも花粉症の原因とされました。一時、気管支喘息の原因とされたことと、この植物の俗名がブタクサであったことから、全国的に駆除されてきた経緯がありましたが、現在は花粉症の原因植物ではないとする説が一般的です。

それから、ヨモギも花粉症の原因になります。ヨモギは9月から11月の間に咲き、草もちなどにも使われる植物で日本全国どこにでも自生しています。薬草でもあるものの花粉症になる方は比較的多いようです。秋の花粉症には他にもつる性植物のカナムグラがあります。

秋をやり過ごせば、花粉があまりない冬が来ます。くれぐれも対策を忘れずに、治療など症状に合わせた手当てを行って、花粉症トラブルはその年の内に解決するようにしておきましょう。

花粉症・ブタクサ

秋の花粉症原因植物として有名なのが、ブタクサです。花粉症ではスギに次いでブタクサによる花粉症患者が多いことで知られ、秋の訪れに気が重くなる方もいるのではないでしょうか。

ブタクサの花は9月が開花時期に当たり、北アメリカ原産の帰化植物ですが、現在は日本全国どこにでも自生する植物となり、繁殖力も旺盛な為に、野原はもちろんの事、自宅の庭やアスファルトからわずかに覗く土にまではびこります。

花粉症ではヨモギも問題となりますが、同じキク科ではブタクサの方が抗原性がとても高く、アレルギー症状が出やすいとされます。ブタクサと同種のオオブタクサは成長すると2mを軽く超え、花粉も大量に放出するようで、注意が必要になります。ただ、幸いにもブタクサの花粉は株から近い範囲しか広がらないと言われています。

花粉症対策としては、ブタクサに近寄らないことがとても効果的な方法になるでしょう。更に、花粉症が起こらないように、夏などのまだ蕾を付ける以前の時期に自宅近辺のブタクサを除草しておけば、完全ではないものの花粉と触れずに済みます。

花粉症に限らず、キウイやバナナなどに食物アレルギーがある方はブタクサにも反応する傾向があると指摘されます。心当たりがあるのなら、秋のお出掛けにはマスクなどを準備しておく事をお勧めしておきます。

冬の花粉症

花粉症の方にとって、花が少なく花粉も漂わない冬は比較的気楽に過ごせる時期とされているようです。冬の花粉症はあまり聞かれません。むしろ、花粉症よりもインフルエンザや風邪に注意を向けねばならない季節となるでしょう。だからといって用心を怠るのも問題です。

冬の間に花粉症対策として、食事や運動で体質改善をしたり、鼻詰まりを予防する為の外科手術を受けるという方もいるようです。

また、冬はクリスマスやお正月の長期休暇を利用して旅行にいく機会が増えるものですが、その際、旅行先は十分気を付けて選ばなければなりません。なぜなら、気候の違いから原因植物が丁度花盛りの時期に訪ねてしまうケースもあるからです。

例えば、日本から赤道に近い南国に行ったとすると、そこでは多様多種の花が大量に咲いていることも珍しくなく、着いたとたんにくしゃみが出だすという話が聞かれます。花粉症なら、旅行の際にも安心なようにマスクなどの準備が必要でしょう。

花粉が少ない冬ですが、暖冬の影響などで早ければ1月からスギ花粉が飛び始めます。花粉飛散情報はこまめにチェックしておくのが賢明で、いつ症状が出ても困らないように、冬の間に薬物療法を始めたり、花粉症マスクや花粉症の為のゴーグルなどの準備を開始しておきましょう。

まとめ

部屋の塵や埃でも花粉症のような症状が出ることもありますので、花粉症を疑う前に生活環境を見直すことも大切かもしれません。

なお、花粉症はアレルギーの症状ですので、一年中花粉症が続くという人は医師のもとで適切な治療をすすめるのが良いでしょう。

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