はじめての妊娠!出産前に知っておきたい事は?

最近では、出産に関するニュースが多く報じられています。
駆け込み出産や出産体制の不備で
妊婦さんや赤ちゃんに影響を及ぼすといったニュースです。
出産までには、妊娠が分ってからの約10ヶ月間の間、
病院やクリニックに定期健診に行かなくてはいけません。
それは、出産を安全に行なう為や
母体・赤ちゃんの健康状態を確認するのに重要な健診です。
しかし、出産は病気と言った認識ではないので、
保険が効かずに実費になる為に、
診察料が高い事もあり定期健診に行かず陣痛が始まってから
病院に駆け込んで出産をしてしまう女性が少なくないのです。
そして、出産時に対応する助産士や医師が減少している実態もあり、
緊急の体制が取れない自治体も多くある事が現状です。
出産前に知っておきたい事
出産の時期が来るまでに妊婦さんは、
妊娠ならではの様々な体験をする事になります。
まず妊娠が分ってから、
悪阻が始まり匂いに敏感になってしまったり、
一定の食物を食べれなくなってしまう人もいて、
出産の時期まで悪阻の様な気持ち悪さの症状が続く方もいます。
出産までの約10ヶ月間、
悪阻に悩まされている方でも進んで摂取しておきたいのが、
葉酸と呼ばれる栄養素で、
ほうれん草やアスパラガス・ブロッコリー等に含まれています。
葉酸が良いのには理由があり、
ビタミンB群の一種と言われている葉酸が胎児の正常な発育に寄与すると考えられていて、
出産までの期間1日約400マイクログラムの摂取が適切だとされています。
そして、出産前の妊娠14週~16週の間に受けられる検査が羊水検査です。
出産する以前の時期にお腹にいる赤ちゃんに染色体異常が無いかを知る事が出来ますが、
羊水検査は任意ですので希望する方のみ病院で検査する事が可能です。
出産に関係する事柄は他にもあり、
虫歯になりやすくなる事も妊婦さんの特徴と言えます。
出産と虫歯は無関係の様に思われますが、
妊娠をするとホルモンバランスの関係で唾液に変化が起こる事もあり虫歯になりやすいですから、
歯医者に健診に行く事も重要です。
出産方法に関して
出産に関して、和痛分娩・無痛分娩・かん子分娩・吸引分娩・自然分娩・帝王切開等、簡単な知識を知っておきたいものです。
和痛分娩といった言葉は、
出産関連の言葉でも聞きなれない方が多いのではないでしょうか。
和痛分娩は、出産時に麻酔ガスや静脈麻酔剤・局所麻酔等で
陣痛の痛みを緩和しながら赤ちゃんを産む方法で、
産後お母さんの回復が早い事でも知られ、痛みに非常に弱い方にはお薦めだとされています。
和痛分娩と無痛分娩は、出産の仕方として麻酔を使用するので非常に似ています。
かん子分娩や吸引分娩は、
出産時に赤ちゃんの頭が出てこない時に、
かん子や吸引を利用して出しやすくする分娩方法です。
帝王切開は、出産をする際に自然分娩では難しいと医師から診断された方や、
双子や三つ子の赤ちゃんを産む方は陣痛が来る前に時期をみて赤ちゃんを取り出したり、
産むまでに時間が掛かりすぎている方が自然分娩の途中から帝王切開に変わる事もあります。
出産時は何が起こるか分りませんが、
助産士さんを始め医師や看護師の方々が臨機応変に対応してくれ、
母子共に無理がない様に細かい所まで気を使い、
お母さんと赤ちゃんのサポートをしてくれます。
出産に関する事は多くありますが、
子供がどの様な産まれ方をしてくるか簡単に知っておくと不安も多少なくなります。
出産前の生活
出産までの約10ヶ月間は、
母親になる心構えや期待等で楽しく妊婦生活を送っている女性が多くいます。
特に、出産が初めての場合は分らない事だらけで、
陣痛・おしるし・破水・呼吸法等、気になる事が沢山あると思われます。
その様な中でも、出産をするまでの生活で気をつけなければいけない事があります。
それは母体の体重管理で、出産時に大きく影響してくると言われています。
出産時に産まれてくる子供の体重は様々ですが
約2500g~4000gとされていて、
母体の体重は約10キロ増が好ましいとされています。
出産時に母体の体重が大幅に増加してしまうと、
赤ちゃんが産まれてくる時に産道から出にくくなってしまうといった意見もあります。
出産前の妊娠時期はお腹の中で子供が成長する為に、食欲が旺盛になります。
悪阻等で一定の物しか食す事が出来なくなってしまう体質の方もいたり、
悪阻は無く食欲が出すぎてしまう方もいたりと、
出産や妊娠は人それぞれで違います。
しかし安全で安心した、
出産を向かえるには自分の健康管理が一番重要になりますので、
食生活にも気を使う事が大切です。
出産を迎えるにあたって、
母親学級等の妊婦さんの為の簡単な講習が何日間かあり、
栄養士の先生方も来られる時がありますから、
体重や体調管理が気になる方は相談すると良いです。
まとめ
少子化の時代とは言え、出産する女性が全くいなくなる事はありません。
世界では4秒に一人の割合で子供が産まれていると言われている程で、
赤ちゃんが産まれてくると同時に、出産をしている女性が必ずいます。
国では、出産時に欠かせない医師不足を始め、
医師不足が多い地方等に医師を派遣するシステムを実施しています。
出産時はお母さんの身体や赤ちゃんの容態も緊急を要す時がありますから、
医師派遣システムが有効に活用される事を期待したいですね。